0973-79-2124
〒879-4911 大分県玖珠郡九重町田野257番地
受付時間/8:00〜20:00 休館日/水曜日
週末夫婦旅
明日から、ついに待ちに待った温泉旅行だ。 定年後も再雇用で働いているとはいえ、やっぱり週5日の勤務は体にこたえる。腰は重いし、朝は起きるのがつらい。そんな中で、この旅行を目標にここ数週間を乗り切ってきた。やっと、やっと明日――寒の地獄旅館へ妻と向かう。 妻は、今朝からすでに旅モードだ。「あなた、下着足りてる?タオルは?おやつは持った?」と小学生の遠足かのように張り切っていて、見ているだけでこっちもニヤけてしまう。彼女の手料理は相変わらず絶品で、旅行前夜の今夜も「軽めにしておいたわよ」と言いつつ、山菜の炊き込みご飯にだしの効いたお吸い物、春野菜の天ぷらまで出てきた。…軽くなんてない。嬉しい悲鳴だ。 明日は朝の便で大分空港へ。空港に降り立ったときの、あのひんやりした九州の風を想像するだけで胸が高鳴る。バスで由布院まで揺られながら、車窓から春の山々を眺めるのがまた楽しみだ。新緑の山肌、のどかな田んぼ、小川のせせらぎ。窓を流れていく風景が、都会でくたびれた心をそっと撫でてくれるのだ。 由布院に着いたら、そこからは寒の地獄旅館の送迎。運転に神経を使わずに済むことに感謝。宿の名前からしてインパクト抜群だが、実は湯が冷たい霊泉があって、そのギャップもまた面白い。けれど何より楽しみなのは、貸切風呂とサウナ。近所の銭湯サウナに通っている我々だが、本物の自然に囲まれた露天風呂で汗を流し、湯けむりの中で深呼吸したい。それがどれほど心と体をほぐしてくれることか――想像だけで顔がほころぶ。 二人の子供たちももう独立し、家を空けても誰の心配もいらない。長女は孫の世話に忙しいらしく、「楽しんでね、ばあばじいじ」とLINEが届いた。長男はというと、今日も旅先から写真を送ってきた。あいつは本当に自由人だ。 さあ、あとは早く寝て、明日を迎えるだけ。 人生のご褒美は、案外こういう時間なのかもしれない。静かな山の宿で、妻と湯に浸かり、深く眠る――それだけで、また来週も頑張れる気がする。 ああ、もう楽しみで仕方がない。
25/04/17
25/03/30
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明日から、ついに待ちに待った温泉旅行だ。
定年後も再雇用で働いているとはいえ、やっぱり週5日の勤務は体にこたえる。腰は重いし、朝は起きるのがつらい。そんな中で、この旅行を目標にここ数週間を乗り切ってきた。やっと、やっと明日――寒の地獄旅館へ妻と向かう。
妻は、今朝からすでに旅モードだ。「あなた、下着足りてる?タオルは?おやつは持った?」と小学生の遠足かのように張り切っていて、見ているだけでこっちもニヤけてしまう。彼女の手料理は相変わらず絶品で、旅行前夜の今夜も「軽めにしておいたわよ」と言いつつ、山菜の炊き込みご飯にだしの効いたお吸い物、春野菜の天ぷらまで出てきた。…軽くなんてない。嬉しい悲鳴だ。
明日は朝の便で大分空港へ。空港に降り立ったときの、あのひんやりした九州の風を想像するだけで胸が高鳴る。バスで由布院まで揺られながら、車窓から春の山々を眺めるのがまた楽しみだ。新緑の山肌、のどかな田んぼ、小川のせせらぎ。窓を流れていく風景が、都会でくたびれた心をそっと撫でてくれるのだ。
由布院に着いたら、そこからは寒の地獄旅館の送迎。運転に神経を使わずに済むことに感謝。宿の名前からしてインパクト抜群だが、実は湯が冷たい霊泉があって、そのギャップもまた面白い。けれど何より楽しみなのは、貸切風呂とサウナ。近所の銭湯サウナに通っている我々だが、本物の自然に囲まれた露天風呂で汗を流し、湯けむりの中で深呼吸したい。それがどれほど心と体をほぐしてくれることか――想像だけで顔がほころぶ。
二人の子供たちももう独立し、家を空けても誰の心配もいらない。長女は孫の世話に忙しいらしく、「楽しんでね、ばあばじいじ」とLINEが届いた。長男はというと、今日も旅先から写真を送ってきた。あいつは本当に自由人だ。
さあ、あとは早く寝て、明日を迎えるだけ。
人生のご褒美は、案外こういう時間なのかもしれない。静かな山の宿で、妻と湯に浸かり、深く眠る――それだけで、また来週も頑張れる気がする。
ああ、もう楽しみで仕方がない。